飲むだけじゃない。お茶を使ったレシピ

緑茶は私たち日本人にとってごく日常的な飲み物ですが、実は中国が発祥です。奈良時代から平安時代にかけて、中国で仏教を学ぶために海を渡った留学僧が持ち帰ったとされており、当時は煎じて薬のような用いられ方をしていました。また、特別な人でないと口にすることができませんでした。そののち茶葉が国内で栽培されるようになり、時代と共に茶道がさかんになったり、庶民にもお茶の飲用が広まってきたりして現在に至ります。近年では緑茶の健康への効能も世界に広く知られ、日本を訪れる外国人にも緑茶や抹茶などが人気を博しています。

緑茶と言えば茶葉そのものを急須に入れてお茶を飲む以外に、茶道で使用する抹茶のような粉末状の緑茶もあります。抹茶は薄茶や濃茶として飲む以外に、アイスクリームやケーキ、チョコレートとなどのありとあらゆるスイーツに大人気です。京都などのお茶の産地では使用する抹茶のグレードによって味や値段が異なるソフトクリームも売られていたりします。茶葉の状態とは異なり、抹茶のような粉末であれば飲用以外にも汎用性が高く、ご家庭でのスイーツ作りや、料理に入れたり抹茶塩にしたりと、手軽に利用することができます。

一方で、抹茶は日よけなどを用い、うまみの強い柔らかな新芽の茶葉を育て石臼などで挽いて作るため手間暇がかかり、価格もそれに見合ったものとなります。同様の粉末状の緑茶にパウダー茶というのがあるのをご存知ですか?これは、一般的な茶葉を乾燥させてそのまま微粉末にしたものです。製造手順は抹茶ほど多くないので、より抑えられた価格でお求めいただけます。また、抹茶と比べてパウダー茶は日ざしをたっぷり受けて育った茶葉を使用するので、抹茶よりカテキンを多く含んでいます。

カテキンは最近耳にすることが多いかと思いますが、ポリフェノールの一種でお茶などに含まれている成分です。この効能はすでによく知られている通り、多岐にわたります。主なものとして、抗酸化作用、抗菌作用、コレステロールを下げる、血糖値の上昇を抑えるなどです。パウダー茶であれば薬やサプリなどではなく、食品として摂取できるうえ、茶葉全体をいただくのでその栄養成分全てをあますことなく、おいしく手軽に毎日の生活に取り入れることができます。健康増進のためにぜひ習慣的にいただきたいものです。
パウダー茶は、お茶として急須いらずでいつでもどこでもおいしくお飲みいただけますが、パウダー茶を使ったクッキーやマフィンなどの焼き菓子、アイスクリームなどのレシピも人気があります。そのほか、ごはんに混ぜて炊いたり、本格派には茶そばの材料にしたり、てんぷらの衣に少し加えたりなどもお勧めです。隠し味にしたり、爽やかなお茶の香りをふんだんに味わったりとアイデア次第でいろいろとお楽しみいただけます。少量でカテキンを摂取できるパウダー茶をぜひ一度お試しください。

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